リジェネシスサイエンス は再生医療の細胞加工施設と医療機関への橋渡しを担うことで、再生医療を社会に普及させることを目的として、平成26年7月に設立された会社です。再生医療に関する優れた特許技術を有しており、これらの技術をもとに医療機関における再生医療支援を展開するとともに、コーディネート事業として、再生医療に用いる培養細胞等を製造する施設とそれを利用したい医療機関などを橋渡しする事業を主に行っています。

矢永博子 MD.

代表メッセージ


 当社代表である私 矢永博子は、四半世紀の間、再生医療(cell therapy)を自身のミッションとして、その研究と技術を培い、臨床治療を実施してきました。その内容は培養表皮、培養軟骨、培養線維芽細胞、培養脂肪、多血小板血漿(PRP)等多岐にわたります。

 また、私は、日本で初めてとなるクリニックと研究所を連結した施設を作りました。この施設の利点は研究が直接、臨床応用できることから、医師が治療の効果を直接見ることができ、フィードバッグできることです。

 これまで、再生医療は会社の研究者が製品をつくり、それを医師が使用するというモデルでしたが、この場合、必ずしも治療に結びつかないことが多くありました。会社の研究者は治療内容が分からず、初めて使用する医師も再生医療製品をどう使用したらよいかわからないので臨床応用を一から始めるということになり、臨床応用のスピードが遅くなるのが問題でした。

 当社の事業デザインは、これまで日本になかった、再生医療の細胞加工施設と、病院やクリニックの橋渡しを担うことにより上記問題を解決するものです。再生医療はまだ始まったばかりですが、これまでの約30年にわたる私の経験と技術はなにものにも替えることのできない貴重な財産であり、当社を通じて社会に還元されるべきものだと思います。

 また、研究施設は病院やクリニックにQualityと安全性の高い再生医療製品などを供給することになりますが、これらの製品を使用する次世代の技術者や医師への技術の橋渡しは私のこれからの使命となります。

 

 当社は、まだ設立して間もない会社ですが、今後とも皆様の暖かいご支援を賜りますようどうぞよろしくお願い致します。